空宙博では、8月1日から9月27日までの間、「ドローンが拓く未来」として、ドローンの展示、講演会、ドローン操縦教室などを開催しています。
昨日は、「ドローンがつくるICTの世界」と題した講演会を聞きに行ってきました。
率直な感想として、「ドローンに対する認識を変えなければならない」と思いました。
今までは、「ドローンはラジコンの延長であり、目視範囲内で飛ばせ楽しむもの」という認識でした。
講演会で紹介されたドローンの活用事例を紹介され、「ドローンはここまで出来るのか、これなら活用範囲はかなり広くなり、今後の発展も見込まれる」と思いました。
目視範囲外の目的地までドローンを飛ばせ、安全に着陸する一連のプロセスをどのようにしているのかがわかっていませんでしたが、昨日の実演で理解できました。
ドローンに装着したカメラの映像を操縦者に送り、その動画を見ながら、ドローンに搭乗している感覚でドローンを操縦していました。
ドローン本体だけでなく、通信技術、カメラ技術の発達が大きな貢献をしていることは言うまでもありません。
操縦者は、ゴーグルを着けて、その中に移る映像を見てドローンを操縦するので、映像と動きに対する慣れと感が必要なことは当然です。
ドローンはかなり素早く、かなりの正確性を持ってコントロールされていました。
ドローンの操縦には、ちょっとした操作の遅れが致命的になる場合もありますが、通信技術の発達により、かなり克服されているのが理解できました。
講演会では、ズームカメラと赤外線カメラを併用し、山の上空から鹿の親子を発見する様子が紹介されました。
この技術があれば、災害等で遭難した人の捜索に大きな貢献をします。
ドローンは、橋げたの点検や上空からの撮影などが一般的な活用例ですが、ドローンの保有する能力、通信技術、カメラの技術などを活用した「需要の創出」が可能になります。
これらの技術を既存の製品に適用すれば、「新たな製品の創造」も可能になります。
講演会を機会に、私のドローンに対する認識は、趣味的な要素が強かったラジコンの延長上から、私たちの生活に幅広い活用が見込まれ、更なる発展性が期待できるものへと変化しました。
8月29日には、「ドボクで活躍するドローン」の講演会を聞きに行きます。
とても楽しみです。