各務原市議会では、7月22日(水)、臨時議会が開かれ、中国発・新型コロナウイルス感染拡大防止のための対策、学校等の臨時休業に伴う対策、事業継続や地域経済活性化のための対策などについて、総額約13億6,000万円の補正予算が成立しました。
特に、市内事業者をオール各務原で応援するプレミアム率100%商品券の発行、中小企業生産性革命推進事業、市内施設の来客の回復を意図した政策などが特徴的です。
1 感染拡大防止のための政策
(1)市庁舎や小中学校、特別支援学校、保育所、認定こども園、地域活動支援センター、日中一次支援事業所などで使用するマスク、手袋、消毒液、非接触型体温計などを購入します。
(2)災害時における避難所の感染症対策を強化するため、マスク、手袋、消毒液、ダンボールベッドなどの資器材を購入し備蓄します。
(3)産業文化センターのトイレの洗面水栓を、自動水栓に更新します。
(4)東海中央病院敷地内に、医師会の協力を得て、検体検査施設を設置し検体検査の促進に協力します。
(5)感染拡大防止による図書館休館時も利用できるよう電子図書館を導入します。
(6)児童虐待や配偶者からの暴力に関する相談に、非対面でも対応できるようオンラインによる相談体制を導入します。
2 学校等の臨時休業に伴う対策
(1)従来の夏休み期間中に授業を実施する場合の給食費を無償とします。
(2)従来の夏休み期間中に授業することから、児童生徒の熱中症対策として、ネッククーラー、スポットクーラー等を購入します。また、給食時の飛沫防止用アクリル板の購入や手洗い場の蛇口ハンドルの取り換え工事を行います。
3 事業継続や地域経済活性化のための政策
(1)新型コロナウイルスによる経済的影響に対応するため、市内店舗で利用できるプレミアム率100%(5,000円で1万円分の買い物ができる)の商品券を発行し、売り上げ減少による打撃を受けている市内事業所などを市民の総力で応援します。
(2)中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセス改善を行うための設備投資に補助します。
(3)小規模事業者等が地道な販路開拓等に取り組む費用や業務効率化に取り組む費用を補助します。
(4)中小企業、小規模事業者等が生産性を向上させるため、ITツールを導入するための事業費を補助します。
(5)事業継続に向けて積極的に取り組む小規模事業者に対し、県と協力して応援します。
(6)ISO規格認証の新規取得、定期及び更新審査に要する費用の一部を補助します。
(7)航空宇宙産業に必須の「JISQ9100」の定期及び更新審査に要する費用の一部を補助します。
(8)市内の誘客促進のため、市内各施設(空宙博、おあしすパーク、内藤記念館、町屋館など)のウエブサイトを巡るスタンプラリーを実施し、各施設の魅力を発信します。
(9)岐阜かかみがはら航空宇宙博物館の誘客を促進するため、県と協力し、8月から12月までの入館料を半額にします。